しがないオタクがラブライブ!と出会ってマイナスがゼロになる話 ①

このブログはラブライブ!シリーズについて語るブログですが、作品のストーリーではなく個人の人生を軸にこの時この曲が、こんな展開があってという形で時系列が進みます。

オタクの自分語りはいらねーよ!という方はそっ閉じをお勧めします。

 

ラブライブ!との出会い

2014年12月

高校1年生の冬休みだった。

「○○もこれやらん?」

一つ下の後輩から見せられたスマートフォンの画面、それが全ての始まりだった。

 

START:DASH!!

2015年1月

―衝撃だった。

ただかわいいキャラクターと歌さえ楽しめればいいと思っていた自分にとって、あの日初めて感じたものは多分一生忘れないと思う。

 

「私、もっと踊りたい、歌いたいって思ってます…

こんな気持ち、初めてなんです!やってよかったって、

本気で思えたんです!」

 

何でそんな風に思えるんだ?

たかがアニメの一台詞なのに、同じような言葉なんて散々どこかで耳にしたはずなのに、妙にそれが気になった。

その答えが分かるのは、ずっと遠い先の話である。

 

―詳細は省くが、自分は生まれてこの方"何もしてこなかった"。

幼稚園、小学生、習い事はしたが続くことはなかった。

中学生、卓球部は上達していく周囲と自分のギャップに耐えられず辞めた。

 

まあ色々あって学校にはあまり通わなかった。通えなかった。

幼少期のあれこれを思うと人と関わりたくなかった。

もう何かをして不用意に傷つきたくなかった。

 

高校生は帰宅部、課外活動もない。

何もしたくなかった、ただ地元で何となく就職して何となく生きていたかった。

 

そんな時に出会った、何かに全力になって、上手くいかなくて、それでも前を向く姿に経験したことのない感覚に陥った。

 

―今思えば、これがラブライブ!に出会って最初の"後悔"だった。